2023年3月4日
後編です。
プラグトレイで育てた苗をポットに植え替えます。
まずは土づくり。土に肥料を混ぜ水を含ませてポットに入れ、準備完了です
10月31日 播種後41日目。約150個のポットを作りました。
ポットの真ん中に指で穴をあけます。
セルトレイの中は根っこが回っていました。ポットの穴に苗を入れてしっかり根元を押さえます。
スタッフもお手伝いして、懐かしい土の感触を味わいました。
「かわいそうなほど小さい苗だと思った。大きくなってほしいとお願いしながら植えたよ。」
園芸のプロも、はじめての方もたくさん参加していただきました。
ふと気が付くと、「私も、私も!」と行列ができていました。びっくりです!
施設長 事務長
事務スタッフ 介護スタッフ
その他、リハビリスタッフ、栄養士など様々な職種が参加しました。
11月10日 植え替えをして10日が経ちました。葉っぱが増えて大きくなってきました。
見守り隊が、様子を見に来られました。
「元気にそだっちょるのぉ~。元気をもらえる!」
11月24日 ひっそりとつぼみを付けていた株を発見!!
初めての花も咲きました。やった~~~?
「たくさんの花が咲きますように」 「生きてるって、素晴らしい!」
皆様、小さな苗に大きな声援をたくさん送っていただきました。
12月27日 しっかりと根がまわっていました。
プランターへ植え替えをしなければ!!
たくさんの中から、好きな色を3個選びました。ほのかに優しい香りがします。
ていねいに植えていただきました。
サ高住 湯野温泉入居者様へ、湯野温泉病院リハビリ室へ育った苗を届けました。
R5.1.10 苗を返却する日になりました。約100個の苗です。
嬉しい気持ちとちょっぴり寂しい気持ちと…。
育てた苗に思いを込めて、届けました。
園芸作業を行うことで、小さな種が少しずつ、でも力強く成長していくことを体験しました。
それと同時に四季の移ろいや、昔の経験を思い出し様々な思いを共有することができました。
スタッフM
種から苗を育てる活動には様々な工程があり心や身体へのリハビリ効果が期待できます。
それと同時に、種はどこから来たのか?育った苗はどこに行くのか?
ひとつの活動から枝葉が分かれ壮大な活動になっていきます。それを社会への参加とよびます。
今回の活動は、ひとつの活動を通して社会との関りや役割を持つことの大事さを
教えてもらうこととなりました。 スタッフK
コロナ禍で施設内のみの生活になって約3年。楽しいこと、嬉しいこと、ワクワクすることが
入所者様と一緒にできたらと思い始めた活動。たくさんの発見がありました。
土を触って、種をまいて楽しい。芽が出て、花が咲いて嬉しい。いいにおいがする。懐かしい。
いつもと違うことができて、ワクワクする!わたしもやってみたい!たくさんの声が聞こえてきました。
なかでも一番印象深い言葉が『生きてるってすばらしい』でした。
日常の生活の中でそう思えること、気づくことは難しいと思います。小さな種が引き出した魔法のことば。
植物が、人それぞれにそれぞれの癒しあたえるパワーは、計り知れないものだと感じました。
スタッフM